ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ノミと猫の歯肉炎

先日、マダニにさされて、SFTSウイルスに感染して、広島の動物園のチーターが死亡したという、衝撃の記事がでていましたね。


(ネットの記事から)
7月30日に死んだチーターのアーサー(オス、6歳〈広島市安佐動物公園提供〉)

 広島市安佐北区の市安佐動物公園は18日、飼育していたチーター2頭が、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症し、死んだと発表した。

 同園によると、7月4日にサクラ(メス、7歳)が、7月30日にアーサー(オス、6歳)が相次いで死んだ。2頭は暑さで体力が衰えたところに、SFTSのウイルスに感染。サクラは消化管潰瘍(かいよう)、アーサーは胃潰瘍になり、出血が止まらず死に至ったという。



人間だけかと思ったら、猫族も、、、


そして、
マダニと同じように、こわいのがノミです!!

ノミが媒介する感染症のなかに、猫のバルトネラ症があります

  猫の心内膜症、心筋症、死亡例が報告されています。そして、このバルトネラの菌血症が、猫の歯肉炎/口内炎と関連するといわれています

そして、バルトネラをもっている猫ちゃんにかまれると、人間は、倦怠感、不眠、関節痛、頭痛、記憶喪失、などが一般的にみられるそうです。


猫のヘモブラズマ症
 貧血をおこします


ということで、ノミマダニの予防は、
犬猫さんだけでなく、自分の身を守るためにも必要なことです。
ノミマダニ予防は、公共のマナーなんですよねえーー

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(5年間にタンザニアのサファリで写真とりました)