ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

活性酸素と抗酸化物質

活性酸素種とは
 酸化還元反応により生体にダメージを与えるものをいいます。
つまり、突然変異、発がん、老化などど関連するような、「DNAの損傷」
 酵素活性の変化
 構造の変化
 
などをもたらす「タンパク質の酸化・変性」
細胞膜を構成する脂質の酸化

つまり、 酸化ストレスがいろんな病気の原因になっているようです。例えば、

  認知症
  白内障
  腎臓の病気や腫瘍
  加齢による筋肉の低下や疲れやすいなどの老化現象
  
これらの酸化ストレスにさらされると、健康を害してしまうおそれがあるので、
抗酸化物質というのが、注目されています。

もちろん、体には、生体を傷害する活性酸素種の発生に対して、防御機能があります。

1)抗酸化酵素
スーパーオキシドジムターゼなど 
生体内で合成されるもので、食べ物で摂取して補給することはできません

2)抗酸化物質
 体内で合成できる抗酸化物質は、グルタチオン、ユビキノン(コエンザイム10など)、ビリルビンなど
  生体内で産生できず摂取して取り込む必要のあるものは、ビタミン群(βカロチン、トコフェロール、アスコルビン酸ルテイン葉酸、フラボノイド類)



ということで、
シニアになったら病気の予防のために
抗酸化物質の摂取も考えてあげてみてもいいかもしれませんね
バランスのとれた食生活
寒暖差のストレスのない生活も
大事です

認知症の予防には
 脳は脂質が豊富な臓器なので、脂質の過酸化をとめることができる
 グルタチオン
 トコフェロール(ビタミンE)
 脂溶性のビタミンA
 ビタミンC(VEを有効に働かせる)
 ユビキノン(コエンザイム10)
 の補給も有効といわれています


野津田公園でペットのクジャクの目撃情報がありました!
びっくりしますよねえ