ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

猫喘息

猫の呼吸器アレルギーという病気もあります。猫喘息です

猫の1−5%がかかっているといわれています。


1)発症年齢は4−5歳
(アメショーに多い)

2)原因
人間と同じ、吸入された空気中アレルゲンの暴露に対するアレルギー反応で発症し、IGE介在性のI型過敏症とリンパ球が関連するⅣ型過敏症の両方がかかわっていると考えられています。

3)症状
  咳
  努力呼吸の慢性化
   重症になると、普段、口をあけて呼吸しない猫が口をあけてゼーゼー苦しそうに呼吸をするようになります

4)診断
 寄生虫症や、フィラリア感染があるかどうかを検査します
 胸部のレントゲン検査(万が一、猫ちゃんが暴れると、おさえつける羽目になって、呼吸状態が悪化したり、リスクはありますが、、)

5)治療
アレルゲン物質の除去が一番です、
 カビやダニなどの室内アレルゲンの可能性があります。
 ハウスダストは、完全除去は難しいので、困ったものですよね

対処療法として、ステロイドや気管支拡張薬の投薬
 ネブライザー、

海外で販売されている、猫専用の吸入器