猫の鼻風邪とインターフェロン療法
くしゃみ、鼻水がでてしまう鼻炎に、猫インターフェロン療法が効果があるという論文がでています。
猫の発熱、くしゃみ、鼻汁の原因は、ヘルペスウイルスによる伝染性鼻気管支炎やカリシウイルス感染症といわれています(ヒトや、イヌにはうつりません)
3種混合ワクチンで症状の重篤化を防ぐことはできますが、ワクチンをうっていなくてかかってしまった、拾った子猫が鼻水じゅるじゅる、、
なんてことになったら、
治療法は
猫インターフェロン(日本で繭をつかって作られている安心安全な薬です)
です。
投与法や効き目などが、いろいろいわれているのですが、
これについて、論文がでています
2002-2010年の38症例で調べた結果、
インターフェロンを連日3日、あるいは、隔日3日で皮下注射したところ、77.3%、治療効果がでたそうです。
(体重あたり、1単位)
猫インターフェロンは、ウイルスの増殖をおさえてくれる働きがあり、抗ウイルス作用があります。肝臓ダメージといった、副作用はみたことがありません。
3日間連日皮下投与が一番、効果があったそうですので、
猫風邪ひいたら、この治療をがんばって3日間続けると、つらい風邪から猫ちゃんも早く治ってラクになるかもしれませんね。
(やっぱり風邪ひくと、つらいですよねえーー。とくに鼻がつまると、苦しくなりますもの)