ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

犬アデノウイルス感染症

犬の混合ワクチンのなかには
ジステンバー
パルボ
そして
アデノウイルス(2型)
パラインフルエンザ
(ここまでが、5種)
コロナ(6種)
レプトスピラ(7種以上)

の予防ができます。


Ⅰ アデノウイルス1型
 犬の伝染性肝炎の原因ウイルスです。致死率10-30%


症状は
 季節、品種、性別、年齢関係なく感染します
 感染すると、4つのパターンがあります

 ①突発的致死型
元気だったのに、突然、虚脱して、24時間以内に死亡する

 ②重症型
41度以上の発熱、軽度の食欲減退にはじまり、症状が重篤になる。
症状が消えて1-3週間後に20-30%の犬がブルーアイになります

 ③軽症型
 ④不顕性型
  感染しても、症状がでない


Ⅱ アデノウイルス2型
 犬の伝染性喉頭気管炎です。呼吸器系に症状が限られ、 発咳を主訴とします。

  冬の季節に多いです
 症状は
 発咳、黄色い鼻汁、鼻炎、発熱、食欲不振
 感染率は高いですが死亡率は低いです。
 重篤化すると、気管炎、扁桃炎、咽頭炎、気管支肺炎になる場合は死亡することもあります。