ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

甲状腺ホルモンと夜泣き

シニアになると、

昼と夜の区別がつかなくなって、大声で鳴く、、
困りますよね


いわゆる、認知症の可能性(脳の萎縮など)
もありますが、

もうひとつ、
甲状腺というホルモンが関係しているかもしれません

猫ちゃんは一般的にぼけないといわれていますが、
シニアになると、甲状腺機能亢進症になる仔が多いです。

そうすると、
ガツガツ食べるけれど、痩せてくる
よく吐く
怒りっぽくなる
軟便になる

そして、

夜泣きの原因や行動の変化の原因となるといわれています。


逆に
犬の場合は、甲状腺機能低下症になります。(亢進症はまれです)
それが、
活動性の低下
寝てばかり
太ってくる

そして

感情の鈍麻
攻撃性の増加
運動失調(歩けなくなる)
など認知症みたいな行動変化をひきおこすといわれています。

認知症がはじまったかも
と思われたら、
一度、甲状腺ホルモンを測定してみてもいいですね

ほかに
認知症のようになる原因として
脳の腫瘍
クッシング症候群(高血圧による行動変化、そそうの原因)


シニアになると
頑固になる、警戒心が強くなる
の原因として、
不安や攻撃性をコントロールしている脳の神経系(セロトニン神経系など)が加齢によって機能が低下する、また、加齢によって視力や関節の衰えなどの身体機能の低下が原因にもなります。
だいたい、14.15歳くらいから認知症みたいになっていきやすいです。

富良野プリンスホテル内のニンクルテラス

(手作り工房がいっぱい並んでいる楽しいスポットですが
犬ははいれません)