ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

咳にも種類があります

先日、呼吸器専門の病院の先生のセミナーにいってまいりました。
そこでの講義内容ですが、、、


①湿った弱ーい咳をする、コホコホと聞こえないくらいの弱い咳
 気管支肺炎(小さな気管支のほうに病変がある)

②ガチョウのようなガーガーして持続する咳

 気管虚脱
 (大きな気管が狭くなってしまう病気、加齢とともに悪化します)

③ケンネルコッホ
  淡がでる咳なので、多くて、長い咳が持続します
  のどが刺激されるように、苦しそうな咳をします

④大きな咳が続く,咳の頻度は短い(強くて短い)

  慢性心不全で心臓(左心房)が大きくなって気管を圧迫している。興奮したり、運動すると、咳がでる。

⑤長くて痛々しい咳がでる、呼吸が苦しそう(吸気努力)
   気管支軟化症


咳がでなくても、
ハアハアしている
呼吸が浅い、
呼吸するときに肋骨がやたらと動く
肩で息するような、努力呼吸
ヒューヒューいったり、
ガーガー
高音ヒューヒュー

のどや肺、気管などに病変の可能性があります。