ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

中毒

身の回りにある植物、園芸品、家庭用品には、犬猫さんには毒性のあるものがあります。

植物
 アセビ、スズラン、シキミ、センダン、ソテツ、
シキミ、チョウセンアサガオ、トコン、トリカブト
 ニンニク、ハゼノキヒガンバナ、フクジュソウ
 ギンナン

殺鼠剤や駆虫薬
 ワルファリン、有機リン剤、カーバメイト剤、ピレスロイド
 
農薬
 パラコート、有機ヒ素剤、グリホゼート、

エチレングリコール(不凍液)、アルコール、湿布(インドメタシン
クレゾール石鹸、ヨードチンキ

これらを飲むと嘔吐の原因となります。

治療は

すべてに解毒薬があるわけではありませんが
      (解毒薬)
 ヒ素ーージメルカプロール
 アセトアミノフェンーーーアスコルビン酸
 ワルファリンーーーービタミンK
 有機リン剤ーーーアトロピン
 エチレングリコールーーーエタノール

 活性炭を1-4g/㎏を飲ませます
 多くの薬剤の吸着と排泄促進をしてくれます。



よくあるのは、お酒
 養命酒で千鳥足になっているワンもきましたね
 チョコレート
 コンバット(無害らしいです)
 人間の薬(抗うつ剤など)
 いい香りのするケシゴム
 洗剤
 タバコ(水を飲ませてはダメ)

 助からなかったのは、ゴミ箱にすてられた
湿布薬を食べたわんちゃん、、大学病院にまでいったけれど、出血がとまらなくて、亡くなりました。