ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

脾臓をとっちゃったら、、

脾臓という臓器があります。
免疫に関係していたり、古くなった
血液を処理する臓器です。

でも。、

実は、この臓器、とっちゃっても、生きていけるのです。
猫のとと太も、脾臓に腫瘤ができたので、脾臓を摘出していますが、いま、御年15歳(来年4月で16歳)ですが、
それなりに元気に暮らしております。

では、
脾臓をとらなければいけない病気は

・腫瘍ができた
 肥満細胞腫(猫)、リンパ腫、白血病で巨大な脾臓になってしまった

・免疫介在性の病気になった
 自分で自分の血液をどんどん、こわしてしまうからです。脾臓をとることによって、自分の組織をこわす抗体に覆われた赤血球や血小板を貪食する単球を減らすことができるからです。

脾臓の膿瘍
・外傷による脾臓の破裂、
・胃拡張胃捻転で脾臓が捻転してしまった
脾臓に腫瘤がある

脾臓をとると、
感染症にかかりやすくなるリスクはありますが、
それでも、病気を治すためにはしかたがないことです。
バベシアとヘモバルトネラに感染していると、脾腫になってしまうので、それで脾臓と撮った後、感染が顕在化する可能性は報告されています。

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(伊豆の城ケ崎海岸のぼら納屋)
 脾臓がないけれど、風邪ひとつひきません。

年末年始は
 12/31から1/5までお休みいただきます。年末は12/30日まで通常どおりです。
23日の祭日はお休みいただきます。