ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

突然の脱力

突然脱力する

意識がない

  となると

   てんかん発作や失神ですね。

では、意識があるのに、一過性で、突然脱力や虚脱する原因は

 心血管機能障害(貧血など)
 代謝障害(低血糖など)
 電解質異常(カリウム、カルシウム、)
 尿毒症(腎不全の末期の内毒素血症)
 貧血
 急性出血
 不整脈
 多血症
 高脂血症による血液の過粘調度症候群
 呼吸器の問題(喉頭麻痺、喉頭麻痺は、全身性の神経筋疾患に進行するといわれています)
 フィラリア感染による肺の病気
 高カリウム血症
 重症筋無力症

ずーっと、脱力して起てない、原因は
 末梢の機能不全
 神経筋接合部異常
 カルシウムやカリウムの異常
 内毒素(肝臓、腎臓、敗血症)
 ヘビやダニの毒
 慢性的な低血糖
 有機リン中毒

ややこしいです。原因はいろいろ、症状もいろいろ、なので、あれこれ調べて、
鑑別診断しなければいけないですね。

小型犬なら、歩けなくなっても、だっこできますが、大型犬となると、かなり対応に難儀しますよね、、

運動がきっかで、突然、脱力することもあります。
シニア犬のお散歩は、日頃の健康チェックが大事、注意しないといけませんね