ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

運動失調と不全麻痺

言葉の違いですが、

1)運動失調とは、感覚神経の障害です。
  脊髄や、神経の障害でおきる症状です。
 歩いているんだけれど、歩き方がへん
 一歩一歩の歩幅がちがったり、着地点がばらついてしまう。
 

2)不全麻痺とは、運動神経機能障害の兆候です。
  ある運動をはじめると、だんだん、症状がでてくる、
 歩幅が狭くて、とぼとぼ歩く、足を引きずるような、
 は行、関節の可動性が狭くなって、うまく動かせない。

 たとえば重症筋無力症ですと(胸腺腫でもこの症状がでますが)、最初は歩くけれどだんだん、とぼとぼ歩きます。

 筋肉に問題がある病気です。

でも、これらの症状は複合します。
たとえば、筋肉と神経の異常があれば、どちらも障害をうけるのですが、どちらかというと、四肢の不全麻痺が、運動失調よりも症状が強く出ます。
足がだらーっとゆるみ(弛緩性)
反射が低下して
急速に筋肉が委縮します。

脊髄の病気ですと、
緊張した感じになり
反射が亢進(あるいは正常)
ゆっくりと筋肉が委縮していきます。

意識があるのか
けいれん発作はあるのか
歩けるのか
体全体なのか
一部だけなのか
痛みがあるのか
急激におきたのか
進行性で悪化しているのか
ゆっくりと障害がおきて、慢性化しているのか
脳の問題なのか
脊髄なのか
筋肉なのか
末梢神経か
自律神経か
変形性関節疾患やひざの靭帯がきれていたり、股関節形成不全、変性性脊髄疾患なのか、、
骨格疾患と脳神経、神経筋疾患が併発しているのか、


ややこしいですよね。どこが悪いのか、なんとなく、推測できても、
やはり、血液検査、や精密検査(MRI検査)が必要になります。神経学のセミナーで、「からまった、スバゲテイをほぐすような感じで原因を探っていく」
それこそ、検査してみないと、、、ということですね。

TVの解説者がいっていましたが、
医者は「これをすると、治ります」とは断言できない
でも、
インチキな連中(たとえば、1型糖尿病のこどもにインスリンをうつのをやめさせて死亡させた、痛ましい事件ありましたよね)は、「これで、治る」って断言するから、つい、教祖のようにあがめて騙されて信用してしまいがちになる、コメントしていました。


医療の世界に
ぜったいに治る、
断言できるものなんてありませんよね、、



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