ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

猫の変形性関節症

シニア猫ちゃんには変形性関節症にかかっている子がたいへん多いといわれています。
6歳以上の猫の61%が変形性関節症にかかっていると
いわれています。

ただ、犬と違って、
足をひきずる、関節の捻髪音のような症状は少ないです。

症状は
お気に入りの高いところに登らなくなった
トイレの外に排泄する(トイレに登れないから)
あんまり遊ばないで寝てばかり
身づくろいしない
こわばった歩き方をする
怒りっぽくなる

原因は
 しょっちゅう、キャットタワーから飛び降りて関節炎が進行していった
 体重が増えた
 糖尿病や甲状腺機能亢進症から、二次的におこる多発性神経症

治療は
1)薬物による慢性疼痛のコントロール
  非ステロイドの消炎剤を飲む(長期間だと、腎臓肝臓に負担がかかることがあるので低用量で飲むことをおすすめします)
  オピオイド系の薬剤(鎮痛効果が高い)
  ステロイドは、関節軟骨に悪影響を与えるので、長期使用は推奨されていません。

2) 食事やサプリメントです
 オメガ3脂肪酸、グリコサミン、コンドロイチン、緑イ貝抽出成分などです


3)物理療法
 当院ではスーパーレーザー治療を行っております

4)環境改善
  トイレを側面の浅いものにかえる
  寝床にクッションをおいてあげる
  小高い場所(ソファなど)には、ステッフをおいてあげる

(これは、とと太用です)

5)体重管理


   (わかりやしたーー)