ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

肝臓がとても悪いときに、タンパク制限する理由

肝臓が少し悪い
 そういうときは、脂肪を少なくしてむしろ、しっかりタンパク質をとったほうがいいのです。タンパク質が肝臓の細胞の再生を促す大事な栄養素だからです。

でも、

肝臓がものすごく悪くなって(肝臓の機能不全)
血液中のアンモニアの数値が高くなったら
タンパク質を制限(ゼロではないです。ここが大事!!)
しないといけません。
血液中のアンモニアが高くなると肝性脳症といって、
昏睡状態になり死に至ります。

理由は

①食べたタンパク質は、腸の中の悪玉菌に分解されてアンモニアが発生します。肝臓の機能が悪くなっていると、このアンモニアを解毒できないからです。

②余剰なタンパク質は、脱アミノ反応により、αーケト酸とアンモニアを生じます。アンモニアは、肝臓でオルニチン回路で代謝され、尿素がつくられるのですが、肝機能不全(80%以上の肝細胞がダメージうけている)のときは、この代謝ができないので、血液中にアンモニアが残ってしまうのです。

時之栖で金魚のアクアリウム展

アンデイくんは、お外で待ってもらいました。犬ははいれません

でかいぞ!!

天然記念物の白い金魚

家庭で飼えそうなクラゲ水槽

桶でかう、メダカ

和風のわび、さびの金魚