ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

室内飼育でも寄生虫にかかります

室内飼育の猫ちゃんだから、感染症寄生虫にはかからないって思っていませんか?

それが、
違うのです

イエバエやゴキブリから
 回虫

蚊から(マンションの上層階でも、エレベーターにのって、蚊がやってくる)

 フィラリア

ノミから
 バルトネラ、ヘモバルトネラ


日本の砂場には回虫卵があります
大阪市内の公園の砂場には、犬猫回虫卵が75%(40の公園のうち30)
兵庫の幼稚園や保育園の砂場69か所の54か所78.3%から回虫卵がみつかっています。
東京は42%と報告されています。
この砂場の砂がまいあがって、人間の洋服について、
そこで回虫卵が付着して
室内に持って帰ってしまう
で、室内猫ちゃんが回虫卵に感染してしまう、、、
危険性があります。

回虫は子猫だけ
というわけではありません。
猫の年齢に関係なく、。感染した回虫は成虫になって、1日に10万個の卵をうみます。

だから、
外におでかけする猫はもちろん、室内猫も
寄生虫を予防しないといけないのです。
背中につけるだけですので、簡単です。

犬猫回虫が人に感染すると、
抵抗力のない高齢者や乳幼児にはたいへん危険です。幼虫の迷入により肝臓、脳、目等に障害を起こすことがありっます。
幼児では、まれに軽度の貧血、食欲不振、微熱等の症状が認められるといわれています。


28日はスーパームーンでしたね。
きれいなお月見ができました。皆様はいかがでしたか?