肥満だと手術リスクがあがる
肥満の犬猫さんは、周術期(手術前・中・後)の死亡率は、通常体型の犬猫よりも高い。猫では3倍高いといわれております。
理由は
アメリカの論文によると
肥満の犬猫は、内分泌系、呼吸系、心血管系の機能が慢性炎症時と類似する。これは、脂肪組織の血流不足による酸欠状態がサイトカイン(炎症をおこすもの)を誘導するためだそうです。
とくに脂溶性の高い薬ほど肥満の影響をうけやすい
ということで、
肥満の犬猫に麻酔をかけるときは、脂溶性の高い薬に注意しないといけないのです、
おなかあけると、邪魔な脂肪がいっぱいあると、
手術時間も長くなりますし、いろいろ不都合なことがいっぱいあります。
ということで
避妊去勢手術をうけることをお考えでしたら、太らせないようしたほうがいいですね。
子犬子猫のときにしておけば、肥満していないので、オトナよりも手術リスクも低いです。