ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

猫と犬の違いーー腫瘍

猫は小さな犬ではない
(種が違いますから)
ということで
犬と猫の病気も違います

たとえば
1)乳腺腫瘍
  犬は50%良性腫瘍(様子を見ても命を脅かさない)
  猫は90%悪性腫瘍でしかも、あっという間に肺に転移してしまう、猫ちゃんでも生後6か月までに避妊手術をしておくと、91%発生率が減少するといわれています。

2)骨肉腫
  骨にできる悪性腫瘍ですが
 犬は、断脚しても、あっというまに転移してしまう
 猫は断脚したら、2年くらい生きてくれる

3)肥満細胞腫
  猫の場合は、皮膚にできた肥満細胞腫は、頭頸部に多くて、良性が多い。でも、18%が脾臓に転移する

4)皮膚、皮下の腫瘍
  犬は70%が良性
  猫は70%が悪性

犬は年をとると、あっちこっちにボコボコとイボができやすいですが、イボがたくさんある猫ちゃんってみませんよね。



すぐにどこかにいってしまう、TVのリモコン
ちょうどいい置き場です