薬用シャンプーの選び方 パート2
星の数ほどある、シャンプー剤、
でも、皮膚炎になったら、薬用シャンプーです。
選ぶときは、
シャンプーにはいっている薬用成分と皮膚の状態をみて決めます。
たかが、シャンプー、されどシャンプーです。
肌にあわない化粧品をつけると、肌トラブルおこしますよね。犬も同じです。
薬用シャンプーは、汚れをおとすだけでなく、皮膚のトラブルを解決してくれる塗り薬のような外用薬なのです。
皮膚のバリア機能を改善してくれたり、
保湿や
細菌や寄生虫の定着を阻止
カサブタを除去して、できにくくする
などの効果があり
皮膚を正常化して、
つまり、
皮膚自信が自分のケアができるように手助けしてくれるのが、薬用シャンプーなのです。
薬用シャンプーをするときは、
薬剤を浸透させるため、
10分つけおきが、大事です。
では、皮膚の状態とシャンプーのチョイスの例をあげますと
①皮膚が光沢なくて、かさかさしているんだけれど、カサブタやフケがたくさんある
(乾性脂漏症)
好発犬種は、アイリッシュセッター、ドーベルマン
硫黄やサリチル酸シャンプー
乳酸アンモニウムとキトサンのシャンプー
と
シャンプーしたあとの、保湿のコンデイショナー(これが大事!!)
ヒュミラックは、洗い流さないコンデイショナーで、毎日スプレーでも使えます。保湿と皮膚軟化剤です。
②光沢があって、べたべたして、フケやカサブタが多い。においが強い(脂性脂漏症)
好発犬種は、コッカスパニエル、バセットハウンド
抗脂漏シャンプーのケラトラックス
ケラトラクスシャンプーは、
細菌が皮膚につきにくくする、糖鎖工学を用いた抗菌作用があり、
サリチル酸、必須脂肪酸、グルコン酸亜鉛、ビタミンB6配合しています。
③脂腺炎
脂腺の異常や角化異常でフケや脱毛、
ラブラドールのような短毛種だと、眼や鼻、口の周りの脱毛とフケ
スタンダードプードルのような長毛種だと、貧毛、毛包炎、
治療は、
ビタミンAやレチノイドの投与
必須脂肪酸
ケラトラックスシャンプーとヒュミラック(最初は毎日、だんだん、 週に一回)
④膿皮症
有効成分は
クロルヘキシジン2.5-3.0%
過酸化ベンゾイル
乳酸エチル(エチダン)
ヨード系(着色して、乾燥するので、それほど、おすすめではありません)
最初はビルバゾイル(過酸化ベンゾイルがはいっているから)で洗って、落ち着いてきたら、エチダン、
改善したら、メンテナンスにセボダーム
⑤マラセチア皮膚炎
マラセブ、セボゾールシャンプー