ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

薬用シャンプーの選び方 パート1

薬用シャンプーがたくさん種類があるので、
どれがいいのか、迷いますよね。

薬用成分の効能を列記します。

①コールタール
  角質溶解(べたべた脂漏症におすすめ)
  角質調整性(角質を形成するスピードをおそくして、バリア機能を改善する)
  抗掻痒
  

 でも、コールタールは、人間に有害なので、今は、使われていません、この成分がはいっているシャンプーをお使いでしたら、ご注意ください。

尿素
  角質溶解(べたべた脂漏症におすすめ)
  抗細菌
  保湿(ハンドクリームによくはいっていますよねーー)

③硫黄
 角質溶解(べたべた脂漏症におすすめ)
  角質調整性(角質を形成するスピードをおそくして、バリア機能を改善する)
  抗掻痒
  抗細菌・真菌

④硫化セレン
  角質溶解(べたべた脂漏症におすすめ)
  抗細菌・真菌
  乾燥するので、必ず保湿コンデイショナーをつけないといけません。

⑤乳酸
  角質溶解(べたべた脂漏症におすすめ)
  保湿

⑥過酸化ベンゾイル
  角質溶解(べたべた脂漏症におすすめ)
  抗掻痒
  抗細菌・真菌

   つまり、べたべたして、マラセチア皮膚炎になっているワンコにおすすめの成分ですね。でも、乾燥するので、保湿しないといけません。

⑦乳酸エチル
  角質調整性(角質を形成するスピードをおそくして、バリア機能を改善する)
  抗細菌・真菌

⑧キトサン類(海洋生物の甲殻類から抽出)
   抗細菌
   保湿
   皮膚の表面を守ってくれます

トーテムポールが面白いですね



この氷雨で葉桜になってしまったので、もう、最後のお花見になりましたね。