心臓が悪くなったら、 お食事に気を付けましょう

心臓がわるくなったら、気を付けないといけないことが、いろいろあります

１　適度な運動か、安静
　　初期なら運動はまあ、いいのですが、
　動くと咳をする、心臓の病気がかなり進んで来たら、や　はり、安静が大事です

２　ﾅﾄﾘｳﾑの制限
　心臓のｽﾃｰｼﾞに応じたﾅﾄﾘｳﾑの制限がいいといわれています。

なぜなら、ﾅﾄﾘｳﾑを制限しすぎると、
逆に、ﾚﾆﾝｱﾝｷﾞｵﾃﾝｼﾝという酵素が亢進して、逆効果になるからです。
つまり、心臓が悪くなったら、ﾚﾆﾝｱﾝｷﾞｵﾃﾝｼﾝ系が働いて、心臓の血管が細くて筋肉などに十分な血液が行き届かないことから、血管を収縮させてしまって、また、体にナトリウムを貯留させて、体がむくみ、心臓に負担がかかってしまうのです。
このため、心臓が悪くなったら、ﾚﾆﾅﾝｷﾞｵﾃﾝｼﾝ系を阻害させる薬を飲んで、血管を広げ、体がむくまないように
してあげます。
ですので、ﾅﾄﾘｳﾑを制限しすぎますと、体がナトリウムが不足している状態を直そうと、ﾚﾆﾝｱﾝｷﾞﾄﾃﾝｼﾝ系がさらに、活性化して、血管が収縮してしまいます。

心臓が悪くなったら、心臓ﾌｰﾄﾞでﾅﾄﾘｳﾑを制限しなくちゃっというのは、心臓がかなり悪くなって、体がむくんで、利尿剤を飲まないといけないくらい悪化したｽﾃｰｼﾞでの話です。初期の段階でﾅﾄﾘｳﾑを過剰に制限するのは、逆効果なのです。
それに、ﾅﾄﾘｳﾑ制限しすぎたフードは、まずいから食欲が落ちます。すると、カロリー不足になり、心悪液質の状態に陥ります
一般食や、ﾉｰﾌﾞﾗﾝﾄﾞﾌｰﾄﾞのなかには、心臓のことを考えてﾅﾄﾘｳﾑ制限してｶﾛﾘｰ控えめです！！っていうﾌﾚｰｽﾞの一般食を、療法食と同じように効果があると思うのは、間違いですので、ご注意ください

3　太らせない

４お薬をちゃんと飲ませる（飲んだり飲まなかったりは、心臓病を悪化させます）

５　暑すぎないように気を付けてあげる
夏場にご注意
冬は過剰に洋服を着せないこと！咳をするから、風邪かと思って、ﾌﾘｰｽを２枚を着せられていたﾜﾝｺさんもいました。逆に咳が悪化します。

６ﾌｨﾗﾘｱ予防薬をちゃんと飲ませる
　ﾌｨﾗﾘｱにかかると、心臓に虫が寄生しますので、心臓病になります。
　ﾌｨﾗﾘｱ予防薬を定期的に今年飲まなかった方は、来年きちんと検査をしてから、来年は定期的に飲ませてあげましょう、検査だけして、お薬飲ませない方いらっしゃいますが、それは、犬にとって、なんの意味もないですよね。、、、