ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

統合医療とサプリメント

人間の医療で、統合医療という概念があります。(特に、アメリカ)
これは、定義をこむずかしくかきますと、
「施療者と患者の関係の重要性を再確認し、全体としての人間に焦点をあて、エビデンスに通じ、最善の健康と治癒に到達するためにすべての治療アプローチ・ヘルスケア専門家・専門分野を活用する、医療の実践である」(アメリカの統合医療アカデミックヘルセンター連合)

つまり、

今までの正統な医療、現代医療にくわえて、民間医療や代替医療のなかの、良質なものを選択的に医療にくわえて、現代医療にないものを学び、補完代替医療をとりいれたものを統合医療といいます。

具体的には、
現代医療に、信頼性の高い良質な補完代替医療鍼灸、ヒーリングコーチ、ヒーリングタッチ、生薬療法、マッサージ療法、音楽療法リフレクソロジー、治療的ヨガ、運動療法、誘導イメージ療養、指圧、サプリメント)をとりいれていくのが、
統合医療ということです。

ここで、サプリメントというのが、

玉石混交ですので、注意しないといけないですね。

アメリカですと、1994年にダイエタリー・サプリメント健康教育法が成立し、2007年にはサプリメントの適正製造基準が法制化されています。
でも、日本にはそういう法的環境が整っていないので、
野放し状態です。

ここが、こわいところです。
アメリカですと、医師によるサプリメント処方は2011年で320億円に達しているそうです。
このなかには、マルチビタミン、個々のビタミン、オメガ3不飽和脂肪酸、カルシウムなどが多いそうです。

では、動物医療界はどうかといいますと、
もちろん、サプリ全盛ですね、
アメリカの動物のサプリ市場は2012年で1760億円に達しているそうです。
日本のサプリ市場は29億円(2010年)
だそうです。

日本のサプリは法的環境が整っていないので、
まして、動物用ですから、
アメリカよりも、動物の地位は日本は格段に低くみられているので、
十分注意しないといけません。

では、どれを選ぶといいのか、、

アメリカでは適正製造基準にそってサプリメントを製造することが法的義務になっていますので、
これは、つまり、「ラベルに表示したことは真実である」ということを企業に担保させることです。
偽装メニューは、違法ということですね。
FDAの査察をうけ、この基準に違反していると警告をうけます。

残念ながら日本にはそういうシステムがないのです、
レストランのメニュー偽装も処罰されないのと同じで、
まして、動物サプリなんて、
その品質がどのように担保され、真実なのかどうかは、
消費者にはわかりません、

日本通信販売協会サプリメント登録制調査資料によると(、2013年)全製品を、アメリカの適正製造基準を守って製造しているという企業は、全体の1/4しかない(自己申告)という結果です。
つまり、3/4は、ラベルに表示したことは真実でない製品をつくっているってことですね!!

サプリ イコール安全、安心
ということはなく、

偽装ラベル表示が横行しているのですから、

信頼できるよいメーカーの製品を選ぶことが、大切ですね。大枚はたいて、サプリを買って、毎日、苦労して犬猫さんたちに飲ませるのですから、
ちゃんとした、健康被害のないものをあげたいですね。

どういうメーカーがいいのか、

アメリカでFDAの厳しい評価を長年にわたって、クリアしているアメリカの会社の製品が一番ですね。
ただし、個人輸入並行輸入品は、船底の混載コンテナで長時間、熱ーいところで輸送されてくるので、品質が劣化して、とくに脂肪酸が酸化していたりしている可能性がありますので、ご注意ください。
どこで買うかで、同じ製品でも、ラベルが同じでも、中身の品質は、似て非なるものということもあります
 お花屋さんできれいに咲いている花も、家に帰ると、なんだか、すぐに枯れる、、
ということと同じかも、はじめにでたときはいいものでも、そのあとのメンテでかわってきたりします、、