ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

動物病院の問診と飲み水の器

皮膚炎になったり、下痢したりすると、
あれこれと、問診をうけますよね。。
当事者が話してくれないから、推測するためと、環境をしるために、飼い主様からお話をきく必要があるからです。
ですので、病院には、必ず、様子がわかる人がきてくださいね。


問診の意図は、、
・いつから痒がっていますか?
   季節性なのか、通年なのか
   発症年齢によって、皮膚炎の推測
  子犬のころから痒いならアレルギーの疑い
  シニアになってから痒いなら、内分泌や腫瘍、免疫の   疑い
  突然の激しいかゆみなら、疥癬やノミアレルギー


・ 同居している人間や動物も痒いですか?
    感染性があるかどうか、
   疥癬、真菌、ノミ

・ 月に1回、ノミダニ予防をしていますか?
・ タヌキによく遭遇しますか?(疥癬
・ ジャーキーをよくあげますか(食物アレルギー)
・ 拾い食いや盗み食いしますか(食中毒、異物)
・ かわったものを食べましたか(一過性の下痢)

という感じですねーー

 プラスチックの食器をつかっているワンコさんに、
顎の下や口の周りの接触性アレルギーが多いです
痒がっていたら、陶器やステンレスにかえてあげましょう。

 プラスチックの給水器(首を上にあげて、すいつくように飲むタイプ、ケージにつるすもの)は、
動物本来の水を飲むときの姿勢に反しています。
(野生動物は、川の水をペチャペチャ飲むものですよね)

水をたくさん飲めるようにすることは、膀胱炎の予防になります。
飲み水もいろいろ、考えてあげてください


あまり、おすすめしない、給水器

首を上にあげて、努力して、すわないといけないので飲水量が減る可能性があります。

やっぱり、こういう川の水を飲むような姿勢が自然です

噴水みたいに循環している給水器は、雑菌が繁殖しやすい可能性があります。高性能なフィルターを頻繁に交換できれば、いいですけれど、、、

 ご存知ですか?噴水ってけっこう、ばっちいんですよー
川の水は、上から下へ、新鮮な水が常に流れるからきれいなのですが(それでも、大腸菌はいますが)
噴水は、同じ水が循環しています。
この写真の給水器が水道と直結して、常に新しい水が流れているしくみならいいですが、同じ水が、循環しているとなると、
まして水を交換しないで上から水をつぎたすとなると、雑菌が繁殖する可能性があります。

レジオネラという肺炎をおこす菌がありますが、
これは、噴水や親水池、人工の滝、ジャグジーバスでは、レジオネラ属菌の危険がいっぱいです。なぜなら、噴水や親水池、人工の滝などではエアロゾルが飛散しているためです。エアロゾルの水滴の中にレジオネラ属菌が含まれていると、レジオネラ属菌を肺に吸引しやすくなり、レジオネラ感染症にもかかりやすくなってしまうためです。そのため、そういうところは塩素をいれて、消毒しています。
飲み水に高濃度の塩素をいれるのは、おすすめしません。
やっぱり、新鮮な水を、器に入れて、最低1日1回は交換してあげてください、器もときどき、熱湯やキッチンハイターで消毒してあげてくださいね。
犬猫も細菌性の下痢をおこしますから。