ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

関節炎と血液検査

関節が悪いと、

歩きたがらない
なんだか、足をひきずる、
股関節形成不全だと、おしりをふりふりして、歩く(モンローウオーク)
痛い足だけ、体重をかけないで、ぴょこたん、歩く
歩幅が狭く、ヨチヨチ歩く
よく、つまづく


といった症状がでますが、


診断はレントゲンやCTなどの精密検査になりますが、、

免疫介在性関節炎というのがありまして、
これは、血液検査が有用になります。

免疫からくる関節炎には、病気がいくつかあり、
全身性エリテマトーデス(SLE)
それと、免疫介在性関節炎、関節リウマチ、感染性関節炎
です。これらの病気を鑑別するために、血液検査が有用です。


①全身性エリテマトーデス(SLE)
   関節炎だけではなくて、貧血になったり、
   血小板や白血球が減ります。
   糸球体腎炎
   タンパク濃度が低くなる(タンパク尿がでるから)
   抗核抗体(ANA)の測定

②特発性多発性関節炎
    CRPが著しく上昇する

③感染性関節炎
   白血球が増える
   CRPが増える

④関節リウマチ
   CRPはあまり、増えない
   犬リウマチ因子の測定

など、血液検査も、関節炎の診断に有用な場合があります。

あちこっち、関節がいたいような感じ、
朝、とくに関節炎がひどい、
手首などを痛がる、
どんどん悪くなっている、
などなど
一度、血液検査をうけることをおすすめします



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