ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

感染症の遺伝子検査

顕微鏡検査では、感染症を発見するのが、なかなか、難しいです。少しの検体をとって、顕微鏡で調べるわけですから、体の隅々まで調べるということができません。


そこで、

当院で導入しているのが

遺伝子検査です(外部検査センターに発注します)

検査できる感染症は例をあげますと、、

・バベシア
  赤血球に寄生する虫を探します。顕微鏡検査では、感染ステージに追って虫体がみえない場合がありますので、
顕微鏡検査よりも精度が高いですね。血液を1CC採血するだけです。

・イヌジステンバーウイルス
  糞便でも検査できます

・イヌ/ネコパルボウイルス
  糞便から検出できます

  などなど、ウイルス検査

・皮膚糸状菌
 培養検査ですと、2週間かかりますが、
 培養検査ですと、コンタミで非病原性の真菌まで培養してしまいます。
 病原性のある3種の真菌を検出します。
 毛をちょこっととるだけの検査です

・ニキビダニ
 顕微鏡検査では、虫体の検査が難しいです。
 病変部の毛をとって遺伝子検査します。とった部分の中に虫体の一部がはいっていれば、検出可能です。

レプトスピラ
 培養検査よりも早く結果がでます。
 血液検査です

・ネコクラジミア
 鼻汁など

遺伝子検査というと、ものすごく高価かもと思われますが、1万円以内でできるものもあります。



今日も暑いですねーーー