免役抑制剤part2
免疫抑制剤のなかで、よく使われるのが
副腎皮質ステロイドです。
この薬は、、
少量で飲む場合は免役抑制はしませんが、たくさん飲むことによって免疫抑制作用があります。
薬もいろいろあって、それぞれ作用時間や効果などが異なります。
一番、一般的に用いられる、マイルドなステロイドは
プレドニゾロンです。半減期は、12-36時間です。
一番、抗炎症力価が強いステロイドは、
デキサメサゾンで、力価は25-30です。作用時間が長く、半減期が36-54です。この薬は、作用時間が長く力価が高いので効果がでやすいですが、長期間服用すると、副腎委縮を招く可能性があります。
プレドニゾロンは、3.5-4です。
アジソン病に使われるフルドロコチゾンは、抗炎症力価が10、
ナトリウム貯留力価が125です。
投与の際の一般的な考え方
・短期間の投与では副作用はでにくい。
・長期間飲む場合は、リバンドしないように、少しずつ減量する、(外から常にステロイドが補給されると、ステロイドをだすところの副腎がさぼってしまって委縮するので、)
・感染症や糖尿病には、慎重に投与
・腎臓が悪い場合は、たんぱく質異化作用のため高窒素血症を悪化させ、ナトリウムを貯留させる鉱質コルチコイド作用のため血圧上昇をまねき、腎不全を進行させる恐れがある。
・肝臓が悪いと血中半減期が長くなるので、副作用がでやすくなる可能性がある。脂肪肝には、脂質代謝の影響で悪化することもあるので慎重に使用
などなど、
ステロイド薬は、効果が劇的ですばらしい薬なので、副作用を恐れて怖がってまったく使わないというよりは、
きちんとリスクを把握して、上手につきあっていきたい薬ですね。
先日、東大の研究発表で、猫は飼い主の声をききわけるっという実験で立証されたそうですね。
記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130328-00000008-jct-soci
実のところ、そんなこと、血税使って研究してもらわなくても、猫の飼い主ならだれでもわかっていると思いますが、、
入院やお預かりのときに、飼い主さんとわれわれに対する猫ちゃんの態度は雲泥の差があります(犬よりも、ハッキリしています)
ケージの中で、わたしたちに、猫パンチをくりだし、シャーシャーってお怒りの猫ちゃんでも、飼い主さんがお迎えに来ると、「ニャー」って泣いて穏やかになります。
ま、猫ちゃんのことを血税使って、真剣に研究してくださるのはありがたいことですが、
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