ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

犬のエクササイズ

犬の世界にも理学療法というのがあります、
ただ、無理をしないようにしないといけない、本人が痛いとかいってくれない、自らやろうとしないっというのがヒトと違って限界がありますよね。

シニアワンコになったら、「使わなければ筋肉も神経も委縮する」ので、エクササイズが大事です。
もちろん、痛みのコントロールを行った上でのエクササイズです。痛いのに無理に動かすのは、かわいそうですから。

ご家庭でできるシニアワンコのエクササイズを一部、簡単にご紹介します。

・髪留めのワッカを口につける、すると、それを前足を使ってとろうとするので、後ろ足に体重移動する。

・散歩のときは、わざと、ポールをまたぐ、植木をまたぐ、背の高い草をまたぐ、砂地を歩く、雪の中を歩く(すべるのは困りますが)、
といった肢を持ち上げる強化

・前足でホネや噛めるおもちゃをもたせる。
前足に力がはいって強化できる

悪い例

(これは無意味です)

・砂地につれていって、トリーツなどを埋めて掘らせる。

・おもちゃで、引っ張り合い[おもちゃを地面すれすれに低くもつのがコツ)
 綱引きも運動ですよねーー

・斜面を歩く、坂を下る(コンクリートではなくて、土がいいですね)

・前足をもって、後ろ足でたたせて、ダンス
いっしょにワルツを踊りましょうーー

・トリーツをもって、床の上に置き、犬に伏せをさせる。
そして、トリーツを手の中にいれたまま、ジグザグに移動させて、その動きについていけるよう誘導する。

・ポールの下をゆっくりくぐる

ボールやバンドをつかったストレッチもあるようですね。