ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ダックスに多い結腸直腸のポリープ

軟便と血便繰り返す、でも、元気はある、、というような場合、
ダックスさんに多い(全症例の62%がロングヘアード・ミニチュアダックスフンドとのこと)

結腸直腸の多発性ポリープの可能性があります。

治療は
まずは、内服治療

 ステロイドピロキシカムの内服
 シクロフォスファミド併用

良性の腫瘍なので、転移などの生命の危険はありませんが、治療しない場合、排便困難や出血により、QOL(生活の質)は悪化し、感染や炎症により症状が悪化する可能性があります。
まずは、内服で治療を開始します。
内服で改善しない場合は、直腸結腸粘膜引き抜き術という手術が必要となります。
病変が小さい場合は、内視鏡によるレーザー治療というのもあるようです。

手術実施後も、再発の可能性はあるとのことです。


 
 
(ダックスさんですが、写真と本文は関係ありません)