ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

へんなものを食べたら

へんなものを食べたら、直後でしたら、すぐに吐かせることもよいです。
でも、吐いてほしいときに吐いてくれないのが、つらいところです。特に異物を食べるくらい食欲旺盛なワンコは、なかなか吐かないで、我慢してしまうようですね。

催吐剤
・トコンシロップ(残念ながら、手に入りません)
オキシドール(薄めて)
・鎮静剤(キシラジン)
・止血のトラネキサム酸の静脈注射(当院ではこの方法をとっています)

強制的に吐かせるので、誤嚥性肺炎に注意しないといけません。また、鋭利なものを食べた場合、無理に吐かせると、食道粘膜を傷つける可能性がありますので、おすすめしません。
生石灰塩化カルシウムの乾燥剤を食べた場合は、吐かせるのは禁忌です。牛乳を飲ませて、胃粘膜を保護してください。
シリカゲルは、ほとんど吸収されず、毒性は低いといわれています。
食品保存に含まれている乾燥剤を捨てるときは、ワンコが食べないように、十分注意してください。


(こういう方々は、へんなものを食べる可能性があります)