ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

体のサイン

犬猫さんはものをいわないので、体のサインから、緊急性のある状態か、病気かを推定します、、
まずは、目をおおざっばに列挙します。

1)目
・瞳孔反射がない(光をあてると、黒目が小さくなっ・たり大きくなりますが、こういう反射がなくなる)
   中枢神経の障害(大脳障害)

・縮瞳
 代謝障害、脳血管障害、自家中毒、尿毒症(腎不全)、目の病気(ぶどう膜炎

・散瞳
 頭を打ったなどの脳挫傷
 薬物中毒(アルコール、一酸化炭素、殺鼠剤、鉛、毒キノコ、ベンジン、揮発油)
 目の病気(緑内障


2)けいれん発作
  突然倒れ、目をつりあげ、口からブクブクと泡だらけのヨダレを流し、歯をがたがたさせ、前肢と後肢を前後にバタバタ動かすしぐさです。
時には体全体が突っ張ったり、一部の筋肉がピクピクをけいれんをおこすことがあります。

 原因をおおざっばに列挙します  
・ 犬ジステンパー
・ 真性テンカン発作(大脳機能の障害)
・ 出産後の低カルシウム
・ 狂犬病
・ 心臓の病気 
  心臓内に血栓ができ、それが心臓から脳へいき、脳の血管がつまるとてんかん様の発作をおこすことがあります。
・ 頭部外傷や打撲