ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

犬コロナウイルス感染症

コロナウイルスは、8種、9種の混合ワクチンに含まれています。
このウイルスは、生後4カ月齢の子犬が感染して、発症しますが、成犬は無症状です。

1)感染経路
感染した犬の糞便から排泄後、口や鼻から感染します。

2)消毒
アルコールや塩素などの消毒薬に感受性が高いので、消毒は容易です。

3)感染経路
口からはいって、血液を介さず、直接小腸に移行して、主に下痢をおこします。
したがって、ウイルス血症にならないので、ワクチンがききにくいといわれています。

4)臨床症状
感染力は強いですが、死亡率は単独感染であれば、低いです。
元気食欲減退
嘔吐、下痢、脱水(16週齢までの幼弱犬の場合)
発熱はありません

5)潜伏期間
数日以内

多価ワクチンほど、副反応がでやすいリスクが高くなります。
当院では、成犬には、コロナウイスルがはいっていない、5、7種のワクチンをおすすめしております。