ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

犬伝染性肝炎

混合ワクチンに含まれている感染症のひとつです。
アデノウイルス1型感染症で、肝炎をおこします。回復期にブルーアイとよばれる角膜の混濁がみられます。

1)臨床症状
元気食欲がなくなる
下痢、嘔吐
腹痛
腹水がたまる(おなかがパンパンにふくれます)
肝臓が侵され、劇症肝炎で死亡することもあります。

2)感染経路
口や鼻から感染します。
そして、口ーー扁桃ーーリンパ組織ーーウイルス血症になり、、血管内皮細胞で増殖し、、肝臓、腎臓、眼、リンパ節、骨髄で増殖ーー急性の場合は、
突然死します。
うまく、回復して症状がなくなった後、1-3週間後、20%がブルーアイになるといわれています。