ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ワクチンアレルギーの確率

ワクチンをうつときに、怖いのはアナフィラキシーショックなどのアレルギー反応ですよね。
ワクチンアレルギーのデーターをご紹介しますと、、

・120万頭中で、3−4日以内の死亡が3頭
 このうち、接種1日以内が70%ということです。
・日本では、死亡は年間10頭以下(500万頭に10頭)
・1000頭に1頭の副作用反応おこす。

アレルギーなので、1回目のワクチンでは、おこらないだろうと思われますが、1回目の初めてのワクチンでも、アナフィラキシー様反応がおきるといわれています。

接種後30分以内で、アナフィラキシー反応がおきるといわれています。
・全身性の血管拡張、血圧低下、局所の浮腫
・犬の場合は、肝臓の静脈が影響をうけ、虚脱、血圧低下によるショック症状がでやすいです。皮膚(顔、耳)の症状、下痢、嘔吐などの消化器症状が最も多いです。
・猫さんの場合、咳や呼吸困難などの呼吸器症状、下痢を伴ったり伴わなかったりする嘔吐です。

ワクチンをうったところが、
疼痛(痛み)
腫脹、結節、腫塊
脱毛
膿瘍
ワクチン接種部位肉腫
になることがあるといわれています。

アレルギー反応が起こしやすい犬種
(2001-2002年の1年間でワクチン接種後24時間以内にアレルギー反応をおこした85頭の中のデータ)
1位 ミニチュア・ダックスフンド
2位 シーズー
3位 マルチーズ
4位 パグ
5位 ラブラドール・リトリバー

85頭中、59頭が皮膚症状、24頭が呼吸器循環器症状、2頭が皮膚症状、呼吸器循環器症状(アナフィラキシーショック)だそうです。