ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ドライアイ

わたしは、レーシック手術をうけたせいか、(受ける前からですが)ドライアイに悩まされています。犬にもドライアイがあります。犬のドライアイは人間よりも深刻です。角膜が乾いて傷がつきやすくなり、角膜潰瘍(失明の危険があります)になりやすいです。特に目のでっぱているシーズーさんは、気をつけないといけません。犬の乾性角結膜炎(KCS)は、自己免疫疾患などが原因で、涙の分泌量が減っておきるものです。目がかわくと、自己防衛から、油の粘液が眼の表面を覆い、このため細菌感染や炎症を起こしやすくします。黄色のどろっとした目ヤニが目をふさぐほどついてしまうのは、このためです。ドライアイの背景には、甲状腺機能低下症もかかわるともいわれています。朝、ワンちゃんの目が真っ黄色でベタベタするようになったら、調べたほうがいいでしょう。ドライアイのための犬専用の眼軟膏もありますので、ご相談ください。
写真は文献抜粋。KCS