ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

キャンデイさんと犬猫の血液型

友人にドーベルマンを飼っている獣医さんがいます。アンデイくんのGF(尻に敷かれていますが)の一人のキャンデイちゃんです。ドーベルマンなのですが、彼女のポリシーで立耳ではなく、断尾もしていませんので、外見は優しくかわいらしく、ガードマンのような精悍さはあまりありません。このキャンデイさんのすごいところは,
どんなワンコにも供血できるDEA.1.1(-)の血液型であることです。犬の大半はDEA1.1(+)(残念ながら、アンデイくんもこの+でした)なので、キャンデイさんは、(-)の子にも(+)の子にもどちらにも供血できる、心やさしいワンコなんです。大型犬ですので、たくさん採血できるので、キャンデイさんは、友人の動物病院で多くのワンコの命を助けました。アンデイくんは、プラスの犬にしか供血できませんが、過去3回供血犬として活躍しました。ちなみに、猫さんは
A型、B型、AB型の血液型があり、日本猫の大半は、A型といわれています。アメショーは100%A型です。AB型はまれです。輸血するときは、溶血をチェックするためのクロスマッチテストが必要になります。ちなみに、血液型による性格診断はありません。